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母娘水入らず

91歳になる、私の母は関西の家に一人暮らしをしています。

脳梗塞のため右半身が不自由な身体ですが、

ヘルパーさんやリハビリの理学療法士さん、

デイサービスでお世話してくださる方、

往診で体調管理をしてくださるお医者様などなど、

たくさんの方々のサポートのお陰でなんとか一人で頑張っています。

私は妹との2人姉妹ですが、

2人とも東京で暮らしています。

以前は、妹が母の定期診察のため病院に連れて行く、

別の土日に私が母の様子伺いに行くという具合に、姉妹、別の日に母のところに行っていました。

久しぶりに、妹と同じ日に帰ることにしました。

午前中に、掛かりつけの内科の先生に診察してもらい、昼食後は、補聴器の点検、ウィッグのお直し、母のレインコート探しと駆けまわりました。

久しぶりの母娘水入らず、それが、とても楽しく、なんだか懐かしく、心温まる時間でした。

母のレインコートを探しながら、そういえば、と思い出しました。

娘時代は、私たちの洋服を買いに、あれでもない、これでもないと、あちこちのお店を探しまわり、何時間も文句も言わずに、母は付き合ってくれたなぁ。

母と選んだエナメルのベルトの付いたグレーのコート🧥、その頃まだ珍しかったコシノヒロコさんの紺色とベージュのスーツ、モスグリーンのミックスの毛糸のカーディガンとカナリア色のプリーツスカートなどなど、いろいろ懐かしく思い出します。

とてもセンスの良い母で、母が選ぶものは間違いないと信頼をおいていました。

今は、私たちが、母の洋服を選ぶ立場になりましたが、いつまでも、オシャレごころを持っていてくれること、前向きにいてくれること、嬉しいな💓と思えた里帰りでした。

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