先日、実家の母が、夜中にトイレに行こうとベットから立った時に、うまく起き上がれず、転んでしまった。
母は、脳梗塞の後遺症で半身不随。
一人では、どうしても立ち上がらなかった。
母は、一人暮らしで家には助けを呼べる人は誰もいない。
娘の私たちは、関東に住んでいてすぐに駆けつけることは出来ない。
そこで、母は仕方なくお隣の方に電話をして助けていただいた。
有難いことに、お隣の方は、ずっと長いお付き合いで、うちの事情もよくご存知で、夜中の3時にも関わらず、駆けつけて下さったとのこと。
後になって、母から聞かされた。
お隣の方には、ゴミ出しの難しい母に代わって、ゴミ置き場までゴミを出して頂いたり日ごろもいろいろお世話になっている。
何かと気に掛けてくださる、本当に有難い存在である。
だが、いつもいつも、夜中にお世話になる訳にもいかないと、私たちは、母に夜中のトイレは、立ちくらみなどで、危険なので、夜はオムツにしたらと提案した。
が、母は、受け入れ難い様子。
母には、他にもたくさんの人がサポートしてくれている。
週3回来てくれるヘルパーさん。
リハビリを兼ねたデイサービスの方たち、かかりつけのお医者さん、看護師さん、ケアマネージャーさん、などなど・・・
その中に、週1回家に来てくれる、リハビリのお兄さんがいる。(優しい彼は母のお気に入り)
彼は、少しでも母の身体が動かせるようにと、マッサージしてくれたり、歩行のサポートをしてくれる。
母の夜中のトイレ事件を知った彼は、「夜中はオムツで」という提案ではなく、
転んだ時に、どの様にしたら一人で立ち上がれるか❗️の方法を教えてくれた。とのこと。
体の使い方次第で、一人でも立ち上がれる。
注意していても、いつまた、転んでしまうかもしれない。
わたしたちは、「転んだら大変だから転ばない方法は何か?」と考えてしまうが、
「転んだ時にどう対処するか❗️」
物事の捉え方だな。
わたしは、失敗するのが怖い、嫌だから、どうしたから、失敗しないか?と無意識に考え、動けない自分でいた気がする。
たとえ、失敗しても、次どうすれば良いか!を考えればいいんだ。
まず、行動してみないと何も始まらない!
こんなことを、母の転倒事件から思った。
(妹の報告では、母は、リハビリのお兄さんの指示のもと、一所懸命に練習を重ねていたとの事)